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お知らせ

2021.2.16

3/9(火)「第2回CFRPにおける最新技術動向セミナー」(オンライン)を開催します.(会員限定)

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、軽量で機械的特性に優れていることから、輸送機器分野での燃費向上や、CO2削減対策として適用事例も増え、他分野にも用途が拡大し、世界各国で技術開発が積極的に進められています。

2050年の脱炭素社会の実現に向けた取り組みは、欧米諸国と足並みを揃えた日本の新たな成長戦略であり、CFRPは自動車・航空機等の軽量化、風力発電のタービンや水素タンクへの活用を足がかりに、今後、脱炭素社会を支える存在になることは間違いありません。

このような状況の中で、NCCでは昨年に続きセミナーを開催し、自動車業界の最新適用事例や製品開発において必須となるCAE技術の最前線、最適化解析による航空機の更なる軽量化技術、NCCでのCFRTPの分析技術などを紹介します。

CFRPの最新情報や今後の方向性・トレンドを知ることができる本セミナーに多数のご参加をお待ちしています。

【開催日時】2021年3月9日(火)13:00~16:40(Microsoft Teamsによるオンライン配信)接続開始12:40

【参加申込締切】3月5日(金)

【参加費】無料

【プログラム】
開会の辞 13:00~13:05
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター 特任教授 石川 隆司

講演1.「CFRPの自動車車体への適用」 13:05~13:55
トヨタ自動車株式会社 先進ボデー開発部 Chief Professional Engineer 三国 敦 様
  性能の向上、装備の充実等により、自動車の重量は増加傾向に有る。一方、温室効果ガスの排出低減は急務で、軽量化のニーズは益々高まっている。本講演では自動車車体の軽量化手法におけるCFRPの位置づけ、適用の考え方、実用化事例、課題と今後の展望について述べる。

講演2. 「樹脂成形CAE“3D TIMON”による複合材ソリューション」 13:55~14:45
東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社 システム技術本部 CAE技術部部長 澤田 聡 様
  射出成形CAEシステムとして日本で誕生した”3D TIMON”は、その適用範囲を広げ、複合材料の様々な成形シミュレーションも可能である。 熱可塑CFRPのプレス成形シミュレーションを中心に、最新技術動向を紹介する。

【休憩10分】

講演3.「航空機CFRP構造の軽量化を可能とする最適積層設計技術」 14:55~15:45
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構航空技術部門 構造・複合材技術研究ユニット 主任研究開発員 青木 雄一郎 様
  本講演では、最適化解析により得られた航空機CFRP最適積層構造をAFP(Automated Fiber Placement)により試作し、強度評価を行った研究事例を紹介しながら、航空機CFRP構造のさらなる軽量化の可能性について説明する。

講演4. 「CFRTPの分析技術の構築」 15:45~16:35
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター 教授 山中 淳彦
  非連続炭素繊維を強化繊維とする熱可塑性樹脂系複合材料の場合、炭素繊維の長さ、配向、そして繊維・樹脂の分散性はその物性に影響を与える重要な因子と考えられる。従ってこの研究開発においては、繊維長、繊維配向、繊維分散性を効率的に且つ正確に分析することが重要である。ここでは、汎用装置を用いてこれらを分析する手法について紹介する。

閉会の辞 16:35~16:40
名古屋大学ナショナルコンポジットセンター センター長 荒井 政大

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