「コンポジットハイウェイ コンベンション 2026」を開催しました

2026年9月11日(金)、名古屋大学 理学南館 坂田・平田ホールにおいて、「コンポジットハイウェイ コンベンション 2026」を開催しました。

本コンベンションは、コンポジットハイウェイコンソーシアム(CHC)の活動を広く紹介するとともに、複合材料分野における最新の研究・技術動向を共有し、企業・大学・研究機関等の交流と連携を促進することを目的として開催しています。当日は、企業、大学、公設試験研究機関などから多数の皆様にご参加いただきました。

海外基調講演

Fraunhofer Institute for Chemical Technology ICT 所長のProf. Dr.-Ing. Frank Henning氏をお迎えし、「Next-Generation Composite Technologies: Materials and Processes」と題してご講演いただきました。

複合材料を実際の製品に活用するためには、材料だけでなく、製品設計、製造方法、求められる機能などを一体として考えることが重要であると説明されました。
自動車部品や社会インフラなどへの幅広い活用事例とともに、軽量化、機能性、生産性、環境への配慮を両立させる次世代の複合材料技術についてご紹介いただきました。今後の製品開発や国際連携を考える貴重な機会となりました。

特別講演

東海国立大学機構 名古屋大学 未来材料・システム研究所 特任准教授の荒井重勇氏から、名古屋大学の超高圧電子顕微鏡施設と、最先端の電子顕微鏡を活用した研究成果についてご講演いただきました。

同施設には、超高圧電子顕微鏡をはじめとする各種の先端電子顕微鏡が設置されています。学内での研究利用に加え、文部科学省「マテリアル先端リサーチインフラ」事業を通じて、他大学や企業にも広く活用されています。講演では、電子顕微鏡を用いた研究成果や観察・分析事例が紹介され、材料研究における分析・評価技術への理解を深める機会となりました。

CHC活動報告

コンポジットハイウェイコンソーシアムを構成する各機関から、研究開発、人材育成、企業支援、地域連携などの活動について報告が行われました。

岐阜大学 Guコンポジット研究センター、金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター、産業技術総合研究所 中部センター、産技連 炭素繊維複合材料高度利活用技術研究会、名古屋大学 ナショナルコンポジットセンターから、それぞれの取り組みと今後の展望が紹介されました。

パネル展示

会場エントランスでは、企業、大学、研究機関等によるパネル展示を実施しました。
【パネル展示 出展企業・機関】(順不同)

・株式会社サーモグラフィティクス
・株式会社栗本鐵工所
・株式会社富士インダストリーズ
・石川県工業試験場
・中京化成工業株式会社
・日本板硝子株式会社
・茨城県産業技術イノベーションセンター 繊維高分子研究所
・静岡県工業技術研究所 浜松工業技術支援センター
・岐阜県産業技術総合センター
・カジレーネ株式会社
・ソブエクレー株式会社
・宇佐美制研
・金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(ICC)
・ほくりく先端複合材研究会(HACM)
・福井県工業技術センター
・岐阜大学 Guコンポジット研究センター
・名古屋大学 超高圧電子顕微鏡施設
・名古屋大学ナショナルコンポジットセンター

複合材料に関する素材、成形・加工技術、製品、解析・評価技術、リサイクル技術など、多様な研究成果や開発事例が紹介されました。展示見学の時間には、出展者と参加者の間で活発な質疑や情報交換が行われ、新たな技術交流や連携につながる場となりました。

超高圧電子顕微鏡施設見学会

希望者を対象として、名古屋大学 超高圧電子顕微鏡施設の見学会を実施しました。

参加者の皆様には、施設に設置されている電子顕微鏡や関連設備をご覧いただき、各装置の特徴、観察・分析事例、企業等による設備利用について説明を受けていただきました。

情報交換会

講演および見学会の終了後には、情報交換会を開催しました。

講演者、参加者、パネル展示出展者の皆様が所属や分野を越えて交流し、講演内容や展示技術について意見を交わしました。今後の共同研究や技術連携につながる、活発な交流の機会となりました。

ご参加いただいた皆様へ

ご講演いただいた皆様、パネル展示にご出展いただいた皆様、ならびにご参加いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

コンポジットハイウェイコンソーシアムでは、今後も企業・大学・研究機関等の連携を深め、複合材料に関する研究成果や技術シーズの事業化、新たな技術・製品の創出を推進してまいります。